山田監督解任について

山田監督の解任については各所で大反響ですね。特に外道竜神さんはフォントサイズを7にするくらいの怒りを見せておられます。

今回の件について私の意見は「解任というならそれも仕方ない成績かも知れない、しかし途中解任するほどの酷い成績ではない。こんな対応は山田久志という野球人に対して礼を失している」というところです。
形は昨年の横浜に似ているように見えますが、昨年の横浜がぶっちぎりの最下位でかつ読売の優勝決定後に解任されているのに対して、今年の中日は残り20試合で2位が見えるという状態、しかも優勝決定前での解任。不自然すぎです。この辺りの球団の対応を見ていますと、とにかく「山田解任」が先にありきという政治的力学が見え見えです。球団にとって、山田監督は成績以上の大罪を犯した故の見せしめ解任…としか思えません。反吐が出ます。
対して人間関係での多くの苦悩の果ての解任にも「ドラゴンズの選手たちは本当にいいヤツばかり」と会見で最後まで選手を立てた山田監督には快哉。監督批判をしていた選手はこれを聞いてどう思ったでしょうか。

私は山田采配についてはファンの方ほど多くを語れませんが、山田久志という投手についてはそれなりに語れます。といっても私が小学生の頃の遠い記憶、彼も選手としては晩年ではありましたが、スポーツニュースで見るサブマリンに魅せられて、空き地での少年野球でよくマネをしたものです。だからこの文もかなり贔屓目があるんだと思います。でもガキの頃にリスペクトを受けた選手がそれこそ「ボロ切れのように」捨てられる様を見るのはとても悲しいものです。

そういった意味もあって、私はこれまでは少なくとも嫌いではなかった中日という球団に対して、今回の事件で強い嫌悪感を覚えました。「ファン失望させた」のは、山田監督よりもむしろアンタらだよ、白井さん、とも。



あ、↑を書き終わった後に思ったんだけど、阪神優勝((c)田澤氏)の前に解任しちゃうことで、過熱必至の優勝報道を使ってこの件を覆い隠そうとしているのかもしれませんね。だとしたらもっと酷いな。