とりとめない野球のはなし

最近日記に書こうとするとタイミングを逃すことが多くて。

例えば先週の土曜日も千葉マリンで千葉ロッテ対西武(M1)なんて試合を見て、ロッテの胴上げクラッシャーっぷり※1やファンとベンチの無茶っぷり※2や山本とシコースキーの漢っぷり※3に感銘を受けて大満足だったんですが、勇んで日記に書こうとしたらダイエー様が引き分けでV決定、などという萎え萎えな決着。更新する気は消え失せませり。

※1…ロッテは88年に伝説の10.19川崎球場近鉄の優勝を阻んだダブルヘッダーをはじめ、96年のオリックス戦3連勝、00年のダイエー戦2連勝など、M1の相手を悉く叩き潰してきた歴史を持つ。またその手の試合では何故か初芝が良く打つが、今回もタイムリーを放つなど概ねこんな打率の打者とは思えぬ活躍振りを見せる。
※2…第1打席で初球バント失敗をかましていたサブローが、第3打席の初球でバントをファールすると、ライトスタンドからはブーイングとともに「打て打て打て打て!」コールが。山本もそれであっさりエンドランに切り替える辺り心得ている。
※3…8回表2アウト1・2塁で打者カブレラの場面で、山本監督は前日カブレラに大ホームランを浴びたシコースキーにマウンドを託す。腕をグルングルン全開のシコースキーは見事雪辱。カコ良すぎ。

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森解任動議、遂に来ました。ニュースソースがZAKZAKなので話半分なのだが。

大矢はもう勘弁してくれ。いいひとなんだけど。
で、権藤は私も実に好きなんだけれども、今更また監督を頼むのも追い出した女房に復縁を迫るダメ亭主みたいでアレだし、第一もう男娼阿波野は放逐済みだし。

若い監督で有望株がいないんなら、今の戦力を省みるに遣り繰り上手の仰木に登場願うのがベストじゃないか?とふと思った。優勝できなくてもいいから、チームを壊さないように戦いつつ、その隙に若手の台頭を待つという格好で。
仰木の野球はテレビ映えするから親会社殿にもいいんじゃなかろうか。少なくとも4番に送りバントさせた挙句に失敗してゲッツー取られる現監督の10倍はエンターテイナーなワケだし。

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一昨年、駒田の事件があった辺りで権藤のことを批判しておいて、今更こういうこというのはアレなんだけど、それでも全体的に彼の野球と勝負に対する姿勢は好ましいものだったなぁ、と思う。ベイスターズ以外でまだ彼の舞台はあるだろう。今のファイターズなんて彼向きかもしれない。
また、彼は見た目も実に格好良い年の取り方をしているなぁ、と人間的にも羨ましく思う。人間、人に見られているということをきちんと意識していると、ああやって格好良くいられるのかなぁ。こういう人は本当に見習いたいものだ。老醜を晒している方は反面教師に。